便利な文字変換方法

文字入力の方法

6-7.便利な変換方法

ひらがなで入力したものを変換するときに、便利な方法をお知らせします。先程のように「あおい」と入力されている状態のときに、カタカナで「アオイ」と出すには、通常は変換キーを何度か押さなくてはなりません。しかし、あるキーを押すと一発でカタカナに変換できてしまいます。そのキーとは、キーボードの一番奥のほうにあるファンクションキーと呼ばれるものです。通常、「F1」〜「F12」までのキーがあり、使用しているプログラムなどによって、キーに割り当てられる機能や効果が異なります。

ファンクションキー
キーボードの奥の方に配置されているキーで、通常「F1」〜「F12」までのキーがあります。このファンクションキーは、そのときに使用しているプログラムによって、キーに割り当てられる機能や効果が異なります。


それでは、もう一度「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」、「アクセサリ」の順に選択し、「メモ帳」を起動して、入力モードが「あ」(ひらがな)の状態で適当な文字を入力してみましょう。ここでは、「あおい」と入力した場合の例を示します。「あおい」と入力した後、エンターキーで確定をする前にファンクションキーを押してみましょう。このときに押すキーによって、変換のされ方に違いがあることがわかると思います。
F7 全角カタカナに変換 例:アオイ
F8 半角カタカナに変換 例:アオイ
F9 全角英文字に変換 例:aoi → AOI  → Aoi → aoi
キーを押すたびに上の順に変換
F10 半角英文字に変換 例:aoi  → AOI → Aoi → aoi
キーを押すたびに上の順に変換

これが、以前「入力モード」のお話をしたときに、「全角カタカナや半角カタカナ、全角英数文字を入力する方法は、他にもあるため使わなくても問題ありません」といった理由です。

変換の範囲を指定する
長い文章を一度に入力して、それらを一度に変換しようとすると、おかしな文章になってしまうことがあります。また、短い単語についても思ったように変換されないということもあります。

例えば(強引ですが)、「尾も白い猫」と入力したいときに、「おもしろいねこ」のように、すべてを入力してから変換すると「面白い猫」となってしまうことがあります。このときに正しく入力する方法は二通りあります。ひとつは文字を分けて入力する方法で、はじめに「尾も」までを入力・変換・確定してから「白い猫」を入力する方法です。

もうひとつは「おもしろいねこ」というように文字をすべて入力した後に変換を行い、「面白い猫」となったときに、確定せず(エンターキーを押さず)に、シフトキーを押しながら矢印キーの左右で変換する範囲を変更する方法です。

例えば変換により「面白い猫」となった場合に文字を確定しないで、シフトキーを押したまま矢印キー「←」を一回押すと、「おもしろいね 」というように、変換する範囲が分割されます。同じように、シフトキーをおしたまま矢印キー「←」をあと四回押せば「おも しろいねこ」の状態になりますので、再度変換を行いましょう。このときは、「おも」という部分と「しろいねこ」という部分を個別に変換できますので、変換する場所を矢印キーの左右で選びましょう。

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