ブラウザの設定でウイルス対策

インターネットの安全対策

Webブラウザの設定

コンピュータウイルスやスパイウェアなどの有害なプログラムを防ぐ方法についてお話します。ひとつはブラウザの設定変更で、もうひとつは市販のウイルス対策セキュリティソフトをパソコンに導入する方法です。ここではまず、ブラウザの設定により悪質なプログラムを防ぐ方法についてお伝えします。ただし、これにより全ての悪質なプログラムを防ぐことができるわけではありませんので、予めご承知下さい。

まず、Webブラウザを起動し、メニュー「ツール」にある「インターネットオプション」を選択しましょう。

<インターネットオプション>
この画面が開いたら、「セキュリティ」のタブをクリックしてください。

<セキュリティタブ>
ここでは、見るページによってセキュリティのレベル(安全性を厳しくするか甘くするか)を調整できます。URLによって「信頼済みサイト」や「制限付きサイト」などと設定ができます。通常は、「中」レベルで問題ないと思われますが、信頼できないあやしいサイトを見る場合については、セキュリティレベルを上げたほうが良いでしょう。設定が終わったら、ウィンドウの下の方にある「OK」ボタンを押します。

<プライバシータブ>
ここでは、Cookieと呼ばれる一時的な保存データについての設定ができます。Cookieには、過去に入力した会員IDやパスワードなどによるパソコンの識別情報が入っています。このCookie制限してしまうと、ネットでお買い物ができなかったり、会員制のホームページの閲覧も制限されてしまいます。通常は「中」レベルにしておけば良いと思われますが、信頼できないあやしいサイトを見る場合については、Cookieを制限したほうが良いでしょう。設定が終わったら、ウィンドウの下の方にある「OK」ボタンを押します。

<コンテンツタブ>
この中の「個人情報」の部分にある「オートコンプリート」について気をつける必要があります。

「オートコンプリート」のボタンを押すと、「オートコンプリートの設定」ウィンドウが開きます。この画面の上段にある「オートコンプリートの使用目的」では、過去に入力した言葉や会員ID、パスワードなどをパソコンに記憶するかどうかを選択することができます。全てを保存したほうが便利ではありますが、あなたの個人情報が外部に漏れてしまうこともありえますので、大事な情報は毎回入力するようにすべてのチェックを外しておくことをおすすめします。

また、画面下段にある「オートコンプリート履歴のクリア」の中の「フォームのクリア」と「パスワードのクリア」は、いままでにパソコンに保存されていた「過去に入力した情報」や「入力したパスワードの情報」を消すことができます。

「オートコンプリートの使用目的」ですべてのチェックマークを外し、「オートコンプリート履歴のクリア」で全ての情報を消して使用するのがおすすめです。設定が終わったら、ウィンドウの下の方にある「OK」ボタンを押します。

その他にも、詳細設定などで「音楽の再生をするかどうか」などの細かな設定ができますので、お好みで調節しましょう。ブラウザでセキュリティの設定をした場合、セキュリティレベルやCookieの設定を厳しくして安全性を高めるほど、「見ること」や「利用すること」ができるホームページも減ってしまいます。

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