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パソコンの基本

1-1.パソコンではこんなことができる
1-2.パソコンの種類
1-3.パソコン本体と周辺機器
1-4.パソコンの性能

1-1.パソコンではこんなことができる

パソコンは思っているほど難しいものではありません。最低限の使い方さえ覚えれば、思っているよりも簡単に動かすことができるはずです。

また、パソコンは使い方次第で、書類を作ったり、絵を描いたり、年賀状を作ったり、音楽を作ったり・・・と、とてもたくさんのことができます。そのため、いきなり全部をやろうとすると、覚えることが多くなりすぎて、嫌になってしまうかもしれません。焦らず一つずつ小さなことから始めていくのが長続きさせるコツです。

パソコンでは、何かを作ること以外にも、インターネットを使って天気予報や電車の時間などの必要な情報を探したり、近くでは売っていないものをネットショッピングで購入するといったこともできます。

「インターネットをしたい」、「電子メールを使ってみたい」など、何か目的を持ってパソコンをやろうとすることが、パソコン操作を覚えていくために一番大事なことだと思います。

あなたがパソコン操作を覚えようとしているのは、何のためですか?

1-2.パソコンの種類

パソコンには、見た目の形によりデスクトップ型とノート型パソコンがあります。

デスクトップ型パソコン
デスクトップとは、その名のとおり机の上において使うものです。デスクトップ型パソコンは画面やマウス、キーボードなどにより構成されています。本体の大きさは様々です。

ノート型パソコン
ノート型パソコンは持ち運びができる折りたたみ式のもので、デスクトップ型と違い、画面やキーボード、本体などがすべて一体化しています。ノート型パソコンのサイズはA4、B5というように、ノートや紙のサイズにあわせて呼ばれています。


ノート型パソコンは、もともとビジネスマンが持ち運ぶようなイメージがあったのですが、今日においては、自宅で置いたまま持ち運ばなくても、ノート型パソコンを使うという方が増えています。

デスクトップ型パソコンとノート型パソコンの性能と価格を比較した場合には、ノート型パソコンの方が性能に対して高価です。ただ、その性能も文書作成やメールなどのような基本的なことをする場合に関していえば、体感的に差を感じるということはひと昔前に比べると少なくなってきました。もちろん、高度な動画編集などを行う場合などは、それ相応の性能が必要です。

1-3.パソコン本体と周辺機器

パソコンは基本的にマウス、キーボード、ディスプレイ、そして本体で構成されています。ノート型パソコンの場合は、全てが一体化しているため見た目は違いますが、デスクトップ型パソコンと同じ機能を持ったもので構成されています。ここでは、パソコンを構成しているものについて簡単に説明をしたいと思います。

マウス
画面上に表示される矢印を動かしたり、ボタンを押してパソコンに指示を与えるときに使うものです。マウスという呼び名は、形状がねずみに似ていることから名づけられたものです。


キーボード
日本語や英文字、数字、記号などをパソコンに入力したり、キーの組み合わせでパソコンに指示を与えるときに使います。特にEnter(決定)キーの使用頻度が高くなります。


ディスプレイ
パソコンの画面のことを言います。現在は液晶ディスプレイが主流です。ほとんどの場合、デスクトップ型パソコンではパソコン本体とディスプレイは別々になっていますが、ノート型パソコンのように本体と一体型となったものもあります。


パソコン本体
キーボードやマウスから受けた指示を処理したり記憶する一番重要な部分です。パソコン本体には、CPUやメモリ、ハードディスクドライブなどのパーツが組み込まれています。

1-4.パソコンの性能

パソコンの性能は、本体に使われているパーツによって異なります。主なものに、CPU、メモリ、ハードディスクドライブというものがあります。仕事に例えていえば、CPUは計算(仕事)の速さ、メモリはどれだけのことを同時にできるか、ハードディスクドライブは必要なものをどれだけ保管できるかという意味になります。

これら専門用語を細かく説明しようとすればするほど、さらに専門用語を使う必要がありますので、ここでは直接的な説明は割愛させて頂き、おおまかなイメージをつかんでいただこうと思います。

下の図は、「CPUを計算機とそろばん」、「メモリを机の面積」、「ハードディスクドライブを引き出しの容量」として、性能の低いパソコンと高性能なパソコンをイメージしたものです。

性能の低いパソコンのイメージ
狭い机の上で、そろばんで計算を行い、
少ない引き出しに書類を保管。

高性能なパソコンのイメージ
広い机の上で、電卓で計算を行い、
たくさんの引き出しに書類を保管。
上記右側の例では、広い机で複数の仕事を同時にでき、計算も早く、必要な書類をたくさん保管できます。イメージをつかんで頂く為の極端な比較例です)

最近のパソコンでは、(店頭で同時期に販売されているものであれば)文書作成やメール、インターネットなどといった使い方において、性能の差を感じることは無いでしょう。例えば、計算が得意な人でも不得意な人でも「1+1=」という計算なら答えを出すまでの時間に差は無いですよね。

逆に、パソコンで高度な動画編集や3Dコンピュータグラフィックスを作成するなどといった使い方をする場合は、性能の差は処理時間の差としてはっきりとわかるようになります。
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