ショートカットキーの活用 印刷用ページ

ショートカットキーの活用

12-1.ショートカットキーとは
12-2.便利な共通ショートカットキー
12-3.インターネットエクスプローラー
12-4.エクセルのショートカットキー
12-5.ショートカットキーを使いこなす

12-1.ショートカットキーとは

パソコンを操作するときにはマウスとキーボードを使いますが、多くのアプリケーションソフトにおいて、マウスの代わりにキーボードを代用することができる場合があります。

マウス操作では、必要な場所をポイントしてから、クリックや右クリックを使ってメニューを表示させ、必要となる項目をポイント、クリックしますが、キーボードで特定のキーを組み合わせて操作をすることで、メニューをポイントすることもクリックすることも無く、同様の効果を得られる場合があります。

このように、マウスを使わずにキーボードを使って、一連の作業を短縮するキー操作をショートカットキーといいます。このショートカットキーはアプリケーションソフト毎、また、キーボードの組み合わせにより得られる結果が異なります。一部、ほとんどのアプリケーションソフトにおいて共通となるショートカットキーも存在します。

ショートカットキー
キーボードのキーの組み合わせにより操作を短縮することで、アプリケーションソフト毎に独自のショートカットキーが存在する。このショートカットキーには、1つのキーだけで操作が可能となるものや、2つ、または3つ以上のキーを組み合わせることで成果が得られるものがある。

12-2.便利な共通ショートカットキー

ショートカットキーを覚えれば便利な気はするが、アプリケーションソフト毎にショートカットキーが違うのであれば、複数のソフトを使っている場合、それらを覚えるのが大変・・・と、思いがちですが、共通となるショートカットキーも存在するため、まずは基本的なものだけを覚えましょう。

多くのアプリケーションで使える共通ショートカットキーだけを覚えても、パソコン操作の効率はかなりあがるでしょう。

便利な共通ショートカットキー(すべてのアプリケーションソフトで使えるわけではありません)
操作内容 マウス操作 キー操作 説明
コピー 右クリックして「コピー」を選択 Ctrl+C コピーしたい範囲をマウスでドラッグし色を反転させてからキー操作をする。このとき、コピーした範囲はそのまま残る。
切り取り
(カット)
右クリックして「切り取り」を選択 Ctrl+X 切り取りたい範囲をマウスでドラッグし色を反転させてからキー操作をする。このとき、切り取る範囲にあったものは無くなるが、パソコン内部に一時記憶される。このとき、新たなものをコピーまたは切り取りすると、過去に記憶されていたものは無くなる。
貼り付け
(ペースト)
右クリックして「貼り付け」を選択 Ctrl+V コピーまたは切り取りした内容を貼り付ける。貼り付ける位置はキーボードやマウスを使って任意に決めることができる。
ファイル保存 メニュー「ファイル」から「保存」を選択 Ctrl+S 作成したファイルを保存する。新規に作成したファイルの場合は、「名前をつけて保存」に、既存ファイルの場合は「上書き保存」となる。
ファイル作成 メニュー「ファイル」から「新規作成」を選択 Ctrl+N ファイルを新規に作成する。
ファイルを開く メニュー「ファイル」から「新規作成」を選択 Ctrl+O 既存ファイルを開く。
全てを選択 メニュー「編集」から「すべて選択」を選択 Ctrl+A ファイル内すべての情報を選択する。
検索 メニュー「編集」から「検索」を選択 Ctrl+F ファイル内の任意の文字列を検索する。
置換 メニュー「編集」から「置換」を選択 Ctrl+H ファイル内の任意の文字列を別の文字列に置き換える。
文字サイズの切り替え メニュー「表示」の「文字サイズ」から選択 Ctrl+マウスのホイール Ctrlキーを押したまま、マウスの左ボタンと右ボタンの間にあるホイールを回転させることにより文字サイズを変更できる。

Windowsのショートカットキー
操作内容 マウス操作 キー操作 説明
アプリケーションの切り替え タスクバーから必要なものを選択 Alt+Tab 複数のアプリケーションソフトを起動している場合、最前面に表示するソフトを切り替える。Altキーは押したまま、Tabを押す毎にソフトが切り替わり、Alt+Shiftキーを押したまま操作すると通常とは反対の順番にソフトを切り替え。
デスクトップの表示 タスクバーからデスクトップの表示を選択するかアプリケーションを全て最小化する Win+M Windowsキー(キーボード手元)を使った操作により、デスクトップを簡単に表示させることができる。

12-3.インターネットエクスプローラーのショートカットキー

インターネットを利用する際にはWEBブラウザを使用します。インターネットエクスプローラーやFireFox、Operaなど、いくつかがありますが、依然インターネットエクスプローラーが多くのシェアを占めいているようです。

ここでは、そのインターネットエクスプローラーについての、便利なショートカットキーをお伝えしてきます。それでは、早速主なものを次の表に示します。

インターネットエクスプローラーのショートカットキー
操作内容 マウス操作 ショートカットキー 説明
検索 メニュー「表示」から「このページの検索」を選択 Ctrl+F 閲覧中のサイト内の情報から任意の文字列を検索する。
文字サイズの切り替え メニュー「表示」の「文字サイズ」から選択 Ctrl+マウスのホイール Ctrlキーを押したまま、マウスの左ボタンと右ボタンの間にあるホイールを回転させることにより文字サイズを変更できる。閲覧するサイトによって文字サイズの変更が制限されている場合がある。
ページの移動(進む・戻る) メニュー「表示」の「移動」から選択するかアイコンで操作 Alt+「←or→」 1つ前のページに戻ったり、戻ったところから次のページに進む。
最新の情報に更新 メニュー「表示」の「最新の情報に更新」を選択 F5 閲覧中の情報を再度読込みすることで最新の状態にする。
全画面表示 メニュー「表示」の「全画面表示」を選択 F11 ブラウザを通常に最大化するよりも大きな全画面表示にする。再度F11キーを押すことで元のサイズに戻る。
お気に入りに保存 メニュー「お気に入り」から「お気に入りに追加」を選択 Ctrl+D 閲覧中のページをお気に入りに保存(ブックマーク)する。
新しいウィンドウで表示 記事中のリンク部分を右クリックし「新しいウィンドウで開く」を選択 Ctrl+クリック 既存ウィンドウをそのまま残し、新たなウィンドウでリンク先のページを表示する。Flashを用いたWEBサイトでは使用できない。
アドレスバーへ移動 アドレスバーを選択 Alt+D アドレスバー(URL入力欄)へ移動する。

インターネットを使うときに、これらのショートカットキーを知っていると、今まで以上に便利にすばやく必要な情報を得られるかと思います。

12-4.エクセルで便利なショートカットキー

Windowsの発売元でもあるマイクロソフト社のOfficeシリーズに、ワード(Word)とエクセル(Excel)がありますが、その中でも、エクセルは独特のショートカットキーが多く存在します。ここでは、そのエクセルのショートカットキーのうち、使用頻度が高いと予想されるものを厳選して紹介していきたいと思います。

ここでは、「共通ショートカットキー」のページで紹介しているものについての説明は省かせていただきます。

エクセルのショートカットキー
操作内容 マウス操作 キー操作 説明
行・列・セルの追加 メニュー「挿入」から行・列・セルを選択するか、右クリックから挿入を選ぶ Ctrl+「+」 行の番号・列の英字がふられている箇所を選択している場合は、行・列単位での追加ができます。1つ以上のセルを選択しているときは、セル単位で追加ができ、対象セルの右または下に位置するセル以降は、それぞれ右または、下にずれていきます。
行・列・セルの追加 メニュー「編集」から削除を選択するか、右クリックから削除を選ぶ Ctrl+「-」 行の番号・列の英字がふられている箇所を選択している場合は、行・列単位での削除ができます。1つ以上のセルを選択しているときは、セル単位で削除ができ、対象セルの右または下に位置するセル以降は、それぞれ左または、上にずれていきます。
上の行・セルをコピー 必要な行・セルをコピーしてから貼り付ける Ctrl+D 選択してる行・セルの上にあるものと同じ内容をコピーして貼り付ける
左の列・セルをコピー 必要な行・セルをコピーしてから貼り付ける Ctrl+R 選択してる行・セルの左にあるものと同じ内容をコピーして貼り付ける
次のシートへ移動 現在シートの右側のシートを選択 Ctrl+PageUp 現在のシートの次の(右側に表示されている)シートに移動する。
前のシートへ移動 現在シートの左側のシートを選択 Ctrl+PageDown 現在のシートの前の(左側に表示されている)シートに移動する。
シートの挿入 メニュー「挿入」からワークシートを選ぶ Shift+F11 新しいシートを作る。

ショートカットキーとは無関係ですが、私の身の回りでも、意外と知らない方が多かったので、エクセルのセル内での改行方法をお伝えします。セル内での改行は、「Alt+Enter」で行うことができます。居間まで調節する為にスペースキーを打っていた方は、これからは「Alt+Enter」で行ってくださいね。

12-5.ショートカットキーを使いこなす

これまでに紹介したショートカットキーを覚えるだけでも、パソコン操作の無駄を省き、作業を早く行うことができるはずですが、使用頻度の高いアプリケーションソフトについては、その他のショートカットキーを覚えることでさらに効率が良くなります。

ショートカットキーは、アプリケーションにおける各メニュー項目の右側に何気なく記されていますので、一度ご覧下さい。また、メニューについては、「ファイル(F)」・「編集(E)」というように、括弧付けでアルファベットがふられていますよね。

実はこの括弧付けのものもショートカットキーで、Altキーを押してからそれぞれのキーを押すことで機能します。例えば、開いているファイルを閉じる場合には、Altキーを押した後に「F」を押して「C」、アプリケーションを終了する場合は、Altキーを押した後、「F」を押して「X」となります。

ショートカットキーの使用は、慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、使いこなせるようになれば、以後、効率が大幅にアップするので、少しずつ覚えるよう努力することをおすすめします。

最後に、Windowsを終了するときのショートカットはWindowsキーを押した後に「U」で終了画面を表示させて、再度「U」です。
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