インターネットの回線速度

インターネットについて

8-3.インターネットの回線速度

インターネットをするだけなら、正直どのプロバイダでも構いません。もし、プロバイダを選ぶときに迷ったら、主に利用料金と回線速度で判断することが良いと思われます。このうち、回線速度とは、簡単に言えばインターネットで情報を送る、または受けとる処理の速さのことを指します。この速度が遅いとパソコンのディスプレイに必要な情報が表示されるまでに時間がかかることになります。例えば、テレビのリモコンでチャンネルを変えたときに、テレビAではすぐに画面が切り替わるが、あるテレビBは5秒後に画面が変わるというようなイメージです。

回線の種類としては、電話線を利用したISDNとADSL、CATV(ケーブルテレビ)、光接続があり、それぞれに特徴があります。一般的に広く利用されているのはADSLであり、CATV(ケーブルテレビ)や光接続はサービス対象地域がADSLよりも限定されます。また、近くに光ケーブルが通っている場合などはADSLを利用することができないため、ISDNを利用せざるを得ない場合があります。

また、回線速度はサービス案内に掲載されているものと実際のものとの間に大きな速度差があることがあります。チラシや申込書では、回線速度を理論上の最大値でうたっており、その回線速度を保証するというものではありません。例えば、ADSLは電話線が長くなるほど品質(回線速度・安定性)が低下する性質があり、CATV(ケーブルテレビ)では、多くの加入者が利用する時間帯に速度が落ちるという特徴があります。光接続サービスは、回線速度はかなりのものですが、サービス対象地域がいまだ限定的であり、利用料金もADSLなどよりは高くなっています。

CopyRights 初心者向けパソコン操作基礎ガイド All Rights reserved.